人生には失敗がつきものですよね。
みなさんは、何か大きな失敗をしたことはありますか?
私は以前、仕事で大きな失敗をしました。
失敗をした時は、ショックと恥ずかしさで血の気が引き、倒れそうになりました。
やがて後悔と自分に対する怒り、「みんなにバカにされるのではないか」「みんな私のことを笑っているのではないか」「呆れているのではないか」
という被害妄想に変わっていきました。
はぁぁぁ、辛い。
もうそうなると針の筵です。
「仕事をやめちゃいたい」とか、「誰にも会いたくない」とか、「何もかもどうでもいい」「自分はなんてダメな人間なんだ」とか。
自己否定の嵐が吹き荒れました。
失敗して辛い気持ちの正体
「ショック」「恥ずかしさ」「後悔」「怒り」は、全て自分を認めてほしいという承認欲からくるものです。
失敗する前は、成功して皆に認められる姿を想像してしまうものですよね。
失敗する姿なんて想像もしないと思います。
いや本当は、失敗もチラッと頭をよぎりますが、都合の悪い事はできるだけ考えないようにして、みんなが自分を認め、評価してくれる明るい未来を夢見てしまうのではないでしょうか。
承認欲求は、必ずしも悪いもではないのですが、満たされないと、負い目や劣等感や不満を生み出し、苦しみを作り出す原因となるのです。
乗り越えるための具体的方法
自分が感じている感情を受け止める
すぐに立ち直ることは、なかなか難しいですよね。
心の中では、内なる批判者が自分を責め続けます。
その声をただ聞いていると負の感情に飲み込まれてしまうので、まずはその時感じた気持ちを声に出してみましょう。
「悔しいんだな」
「悲しいんだな」
「恥ずかしいんだな」
客観的に言葉にして、自分の気持ちを確認してみましょう。
普段の自分を振り返る
「バカにされているかもしれない」「笑われているかもしれない」「失望されているかもしれない」というのは、被害妄想。
つまり、ただの妄想に過ぎません。
またそれらの妄想は、自分が普段、他の人を心の中で批判していることの裏返しでもあります。
他人の行いに対して何も感じていなければ、自分がそう思われるなんて思いつきもしないのです。
確かめようのない事は考えない
周りの人が、自分のことを実際どう思っているのかなんて、知りようがありません。
実際に陰で悪口を言われていたとしても、相手の心の中の問題なので、自分とは関係のない事です。
他人のことを批判的に見る人は、自分のことも責めて苦しんでいる人なのです。
それに人間って、それほど他人には興味がありません。
人の噂も七十五日。
他人のことをいつまでも考えている人って、意外に少ないものなのです。
自分を否定しない
人生に失敗はつきものです。
失敗しない人なんて、誰一人としていません。
落ち込まない。凹まない。自分を責めない。振り返らない。悲観しない。
「失敗から何を学び」、「これからどうするか」という事だけが大切なことです。
今自分にできることに専念しましょう。
は、内なる声が自分を否定しだしたら、「こんなことで自分の価値は変わらない」と呟くようにしました。
何度も呟くと、不思議と気持ちが楽になります。
こんな風に自己暗示をかけるのもオススメですよ。
辛い時に読むと救われます↓↓↓
言いたくない事こそ自分から言う
必ず皆が知ることになることは、自分から言ってしまえば案外スッキリします。
沈黙を続けることで、触れてはいけないタブーのようになり、周りに腫れ物のように扱われるのも辛いものです。
また、憶測が飛び交う前に、少なからず真実や自分の思いを伝えることもできます。
ただ、言い訳をするのはお勧めしません。
今日あった良い事を3つ思い出してみる
些細なことでもOKです。
こんな小さな喜びを思い出してみて下さい。
「すっきり便が出た」
「誰かが話しかけてくれて、楽しく話ができた」
「今日食べた〇〇が美味しかった」
「体のどこにも痛みを感じずに過ごせた」
「駐車場の最後の一台に滑り込んだ」
「テレビの星占いで1位だった」
「命にかかわる病気にかかっていない」
何でもいいんです。
辛い時は、辛い事にばかり目が行きますよね。
そう。人間は当たり前の幸せには気づかないんです。
小さな幸せを数えてみると、失ったものだけではないことに気がつきますよ。
掃除・片付け・断捨離
境が整っていないと、心の中もゴチャゴチャします。
部屋は心を映し出す鏡です。
不要な物を捨て、必要なものだけに囲まれると、不要な感情も減っていき、「心機一転、頑張ろう」という気持ちも湧いてきますよ。
失敗をしたことがない人は、1人もいません。
失敗したという事は挑戦した証でもあります。
とにかく、自分を否定しないで下さい。
どんなことがあっても、あなたの価値は変わりません。
では。
コメント