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30代の技術系OL。過労でうつ病になった管理人が、これまでの生き方を反省し自分を喜ばせる人生にシフトチェンジしました。
『小さく暮らす』『ゆるく暮らす』をテーマに記事を書いています。

毒親から独立する5つのメリット

毒親は子供の独立を許してくれないことがよくありますが、毒親だからこそ早めに独立する必要があると私は思います。

実家に出戻った当時、仕事が忙しく22時23時に帰宅することも珍しくありませんでした。

幼稚園児を毎日そんな時間まで一人で留守番させることは現実的ではなく、かといって子供を育て上げるために仕事は辞められない。

しかも離婚のストレスでうつ病を患っており、大きな決断をする気力もありませんでした。

『悔しい思いをしても頭を下げて実家にいさせてもらうしか選択肢はない』と本気で思い込んでいたのです。

今考えると、職場に相談して子供を迎えに行く時間に帰れるよう融通してもらうこともできたかもしれないし、残業のない会社に転職できたかもしれないですよね。

うつ病になって休職したのをきっかけに、7年ほど身を寄せていた実家からやっと出ることができました。

実家は物が多くいつも散らかっていたこと、親の干渉がひどかったこと、もいい年になって親に依存している後ろめたさで、休職して家の中にいても心が休まりませんでした。

ただ、実家での生活があまりに長くなりすぎて、心が麻痺し、その苦しさに気付けなくなっていたようです。

引っ越してから呼吸がしやすくなったと感じた時、ずっと苦しい気持ちで暮らしてきたんだなぁと気付くことができました。

今日は、実家から独立した私が感じた『毒親から独立する5つのメリット』について説明していきますね。

目次

1.良い環境は心に良い影響を与える

もともと物置にしていた部屋に子供と二人で出戻ったので、いらないタンスや弟と私の机、拾った家具などで全ての壁が埋め尽くされていました。

私と子供が寝る布団はもらった真っ赤な毛布やリサイクルショップで買った紫色の洗濯カゴなど、女郎部屋のように毒々しい色合いの生活雑貨が置かれていましたが、そこにある物はそのまま使うよう命じられていました。

棚の中は古いぬいぐるみや置物でいっぱいだったので、私たちの荷物は床一面に広がっていました。

いわゆる、足の踏み場がない状態です。

私はそんな部屋に不満を感じながらも、ものすごい汚部屋の中で、物を踏んだり蹴ったりして暮らしていました。

心はいつも落ち着かず、トゲトゲ、イライラしていました。

今実家から出て、部屋の中を間接照明多めのナチュラルなインテリアでまとめています。

心和むインテリアに囲まれて暮らしていると、毎日「幸せだなぁ」と感じることができます。心はとても穏やかです。

人間は毎日見ているものの影響を強く受けるので、汚い部屋は心に悪い影響を、綺麗な部屋は心に良い影響を与えます。

2.毒親の干渉が減る

私の両親は、母が過干渉・支配型、父が言葉・身体的暴力・男尊女卑タイプの毒親です。

家にいる=生活能力がない=親に依存している=口出し手出しをしても良いという図式で、毒親の過干渉が増長していきました。

そして自分も、家にいる=生活能力がないから親元を離れられない=親がいないと生きていけない=干渉されても仕方がないという図式で、自分の依存度も大きくなっていきました。

『良好な関係は築けていないけど離れられられない』

このような共依存は同居が長くなればなるほど、鎖のように強くなり断ち切るのが難しくなります。

「一緒に暮らすのが苦しい」

そう気づいた時が離れる時です。

3.戦いは回避した方がお互い幸せ

一緒に暮らしていると、つい言わなくていい事をいってしまったり、揉め事になったりしますよね。

でも、争いの賢い収め方は戦うことではなく、できるだけ戦いを回避することだと私は思います。

戦えば、勝ち負けが生じる。

負けた方の心には必ず、恨みや憎しみが生まれるからです。

かの有名な孫氏の兵法でも、まずは戦いを回避することを強く勧めています。

距離を取ることで無用な戦いを避けることができるし、一緒に暮らしているからこそ生じる諍いの芽を摘むことができます。

「家から出たい」という気持ちがあるのなら、できない理由を探さずに家を出ましょう。

4.さらなる自己肯定感の低下を止められる

実家にいるとどうしても生活力が下がったような気分になります。

実際にできないのではなくて、できないような気持になってくるのです。

実家での生活が長くなるほど、自分で生活していく自信をすっかり失くし、自立のきっかけがどんどん遠のいていきます。

「私は親に依存しないと生きられない人間だ」という気持ちが強くなると共に、親の否定的な言葉を聞き続けることで、自己肯定感も下がってしまいます。

親の吐く『毒』の影響で、毒親育ちさんはそれでなくても自己肯定感が低いことが多いです。

一緒に暮らすと、毒親の影響で毎日どんどん自己肯定感は低くなっていきます。

独立することでさらなる自己肯定感の低下を防ぎ、自分の心を守りましょう。

5.他の行動のハードルも下がる

「絶対にできない」と思っていたことを乗り越えると、「やればできるんだ」という成功体験が心に刻まれます。

引越には物件を決める事から、電化製品を選ぶ、引越会社を選ぶ、電力会社を選ぶ、インターネット回線を選ぶなどなど、とにかく選択の連続です。

それを聞いて、「やっぱり自分には無理」なんて思わなくても大丈夫。波に乗ってしまえば必ずできます。そして一度引越を経験してしまうと、引越に対するハードルが下がり身軽になります。

こんなに選択の多い引越ができたのだから、引越よりも簡単なることはもっとハードルが下がります。

これって言い換えると『行動力』が身に着くという事なんですよね。

引越をきっかけに、幸せになるための行動をどんどんとっていけるようになります。

まとめ

毒親から独立することで得られる5つのメリットは、

  1. 良い環境は心に良い影響を与える
  2. 毒親の干渉が減る
  3. 戦いは回避した方がお互い幸せ
  4. さらなる自己肯定感の低下を止められる
  5. 他の行動のハードルも下がる

身体の自由なしに精神の自由なし。

別に暮らすと物理的に干渉の機会も減りますし、毒親とは距離を保った方がお互い幸せです。

離れてしまえば案外良好な関係を築けるようになる場合もありますよ。

では。

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30代の技術系OL。意識高くない系シンプリスト。過労でうつ病になった管理人が、これまでの生き方を反省し自分を喜ばせる人生にシフトチェンジしました。
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