実は私、大人になって歯の矯正を行いました。
今でこそ保定期間に入っており、半年に1回しか通院していないのでそんなに医療費はかかりませんが、トータル100万円くらいかかりました。
歯列矯正治療は本当に高額です。
日本には、年間10万円以上の治療費がかかった場合の措置として医療費控除という制度があります。
歯列矯正は美容整形と同じように見なされるため、大人の場合は医療費控除の適応にならないという話をよく耳にしていました。
大人の矯正は医療費控除の対象にならない?
何を見ても、大人の矯正は機能回復のための治療に限られており、美容や見た目の改善を目的とした歯列矯正は医療費控除の対象となりません。
と書いてありました。
その後に続くのは、医師の診断書が必要になる場合があります。
この、場合があるっていうのがミソです。
私は顎関節症で通院・治療歴はありますが、矯正を始める時に『歯並びが悪くて恥ずかしいから矯正したい』という理由しか伝えていません。
矯正歯科での診断名にも『顎関節症』は入っていません。
そこで、矯正歯科の医師に医療費控除についても聞いてみたのですが、「美容を目的とした矯正は対象にならないようです」と言われました。
なので、顎関節症があっても私の場合は対象にはならないと思い、医療費控除の確定申告はしないつもりでした。
でも、実はほとんどが「対象になる」のです。
大人の歯列矯正も医療費控除の対象になる
純粋に美容目的での歯列矯正は医療費控除の対象にならないとされていますが、
『矯正する』=『噛み合わせが悪い』『虫歯になりやすい』
と判断され、ほとんどが問題なく医療費控除の対象となります。
ちなみに、私は30,523円も還付されることになりました!
諦めなくて良かった(涙)
なので、大人の矯正だからと言って諦めないで医療費控除の申請をしましょう。
ただ部分矯正では噛み合わせまで治せないことから、適応外となることもあるらしいです。
でもね、確定申告を進めるにあたって、『部分矯正』なのか『全体矯正』なのかなんて書くところはありません。
どうやってわかるんだろう?
診断書は必要
私は診断書なしで通ったのですが、税務署の判断がそこそこで違うようです。
申請はできても却下されることがあるので、診断書は同封した方が確実です。
確定申告期間を過ぎたからもう遅い?
確定申告の期間は『原則、該当年度の翌年3月15日まで』となっています。
※例)令和3年度(R3年1月1日~R3年12月31日まで)の申告をしたい場合は、令和4年3月15日までに申請となっています。
今はもう9月、「遅いんじゃないの?」って不安になりますよね。
ご安心ください。
医療費控除はさかのぼって5年間までの申告ができます。
医療費控除を受けるために必要なもの
・源泉徴収票(申請する年度のもの)
・受診時のレシート(病院受診・調剤薬局・薬局などで購入した医薬品)
・マイナンバーカードまたは個人番号が記載されたもの
・振込先の銀行通帳
・通院した際の電車・バスの領収書
※タクシーは、急病の場合は対象になりますが、「一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額」という条件付きです。ガソリン代・高速道路代・駐車場代は対象外。
まとめ
・大人の歯列矯正も、医療費控除の対象になる
・診断書はほぼ不要
・どうかな?と思ったときは申請してみるべし
追記:住民税が安くなりました
2020年8月、突然職場を通じて『住民税の変更通知書』が届きました。
住民税が61,300円/年も安くなりました!!!
めっちゃ嬉しい。
諦めずに医療費控除の確定申告をしたことで、
30,523円の還付+住民税控除61,300円=91,823円得しました。
申請してみて良かった!
みなさんも、忘れずに申請してみて下さいね。
では。
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