こんばんは。
うつ病で休職中のシンプリストTAOです。
今日はうつ病が治っていく経過についてのお話です。
うつ病の3つの分類
うつ病は大きく分けて『初期』『急性期』『回復期』『寛解期』の4つに分類されます。
ひとつひとつ見ていきましょう。
初期
症状の出現から、診断を受け休職をするまでの期間です。
かなり辛い状態になっていても、ギリギリまで頑張る人が多いです。
ギリギリ頑張るという期間が長引けば長引くほど、寛解期に入るまでに時間がかかるので、異常を感じたらなるべく早くメンタルクリニックを受診して下さいね。
急性期
休職後に安堵して一気に動けなくなる期間が急性期に当たります。
完全に脳が強制シャットダウンした状態で、この時の記憶はないことが多いです。
体も重く、寝る、トイレに行くのがやっとなので、この時期に一気に体重が減る人も多いです。
私もほぼ1日中寝ていましたが、家族に促され無理やり食事を摂っていました。
一人暮らしだったら何も食べずにひたすら寝ていただろうと思います。
回復期
回復期になると、少しずつ散歩をしたり本を読んだりできるようになります。
だんだんとTVや映画を観て「楽しい」という感情も戻ってきます。
将来のことについて考える余裕も少しずつ出てきますが、回復期前半はまだまだ焦りの最中にいますし、人と会ったり少し無理をするとぐったりと疲れて数日寝込むなんでこともあります。
カウンセリング導入のタイミングとしては、他人と少し話せるようになってくるこの時期がおすすめです。
私もこの時期にカウンセリングを始めました。
回復期後半になると、家事をしたり体を動かすのが楽になり、以前の生活に近い状態で生活できるようになります。
この頃になると、「人と会いたいな」という気持ちも出てきます。
ひとくくりに回復期と言っても、回復期の初期と後期ではかなり状態に差があるんですよね。
完全な寛解期に入る前に、回復期後期で復職をする人が多くなります。
「治ったかも」と感じるほど調子の良い日が多くなる回復期後期ですが、この時期に無理をしたり、薬を勝手に減薬したり中断すると再燃する危険が高くなるので注意が必要です。
回復期全体を通して、調子の良い日が続いても突然起き上がれないというのは普通にあることなので、「また悪くなってしまった」と落ち込まずに無理せず過ごしましょう。
私は初回のうつ病で、断薬して通院もやめてしまいました・・・。
それから10年以上再発しなかったので関係性は微妙ですが、今回はしっかり最後まで通院しようと思っています。
寛解期
多くの人が社会復帰できるようになります。
安定した状態が長く続いて初めて、薬の減量が始まることが多いです。
ほぼ通常通りの暮らしができるようになる寛解期ですが、5年以内に再発する可能性が50%近くあるので無理は禁物です。
カウンセリング、通院も続けましょう。
まとめ
うつ病回復までの過程は、『急性期』『回復期』『寛解期』の4つに分類されます。
一般的に『急性期』は、『回復期』は、『寛解期』
回復期は「治ったかも」と感じるほど調子の良い日もありますが、この時期に無理をしたり、薬を勝手に減薬したり中断すると再燃する危険が高くなるので、注意してください。
5年以内に再発する可能性が50%近くあるので、寛解期に入っても過度なストレスや無理を避け、服薬・通院は続けましょう。
カウンセラーは生活全般の相談もできて心強い味方になってくれますので、回復期になったらカウンセリングを導入することをおすすめします。
では。
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[…] うつ病はこんな経過をたどって治ります こんばんは。 うつ病で休職中のシンプリストTAOです。 […]