こんばんは。
うつ病で休職中のTAOです。
うつ病で休職してから、知人や同僚からたくさんのメッセージをいただきました。
「体調どう?」
「少しは良くなりましたか?」
「寝てばかりはだめだよ」
「散歩くらいしないとだめだよ」
「気晴らしに飲みに行こう」
「早く戻って来てね」(同僚の場合)
通常でしたらどれもありがたい言葉ですが、うつ病の重症期はこれらの言葉がとても辛かったです。
なぜならうつ病患者は、「頑張らなきゃ」という自分の意思とは関係なく、体が動かず、焦燥感と罪悪感でどうしようもなくなっているからです。
上の声掛けに対し、私は以下のように感じてしまいました。
「体調どう?」→「悪い」と答えるのは気が引ける。でも返信しないと失礼だよね。
「少しは良くなりましたか」→「もういい加減良くなったよね」という圧を感じて怖い。
「寝てばかりではだめだよ」→本人は十分罪悪感を感じているのに、責められているようだ。
「散歩くらいしないとだめだよ」→「わかっていても体が動かない。できるなら私もやりたい。」
「気晴らしに飲みに行こう」→誰にも会いたくないし、抗うつ剤とお酒の併用は禁忌です。
「早く戻って来てね」→いつまでも休んで迷惑だと思っているんだろうな。
どんなメッセージでも、心配してくれている気持ちは十分伝わっているし、本当にありがたいと思っています。
でも、うつ病は自分で感情や体をコントロールできなくなる脳の病気です。
心の中は、「動けなくなった自分はダメな人間だ」「情けない」「みんなに迷惑をかけて申し訳ない」など悲観的な思想に支配されているし、眠れない・食べれない・お風呂に入れない・TVを見れない・曲を聞けない・字を読めないなどの状態になっています。
例えば、手術後にベッド上で寝たきりの人に「寝てばかりいてはだめだよ」とか、「散歩くらいしないとだめだよ」とか、「気晴らしに飲みに行こう」なんて声はかけませんよね。
だから周りにうつ病の人がいたら、こんな風に声を掛けてあげて欲しいです。
「仕事のことは気にしないでゆっくり休んでね。返信は不要です。」
こんなメッセージだと、見守っていてくれる感じがして嬉しいです。
わがままでごめんなさい。
でも今だけはゆるして下さい。
では。
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