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TAO
30代の技術系OL。過労でうつ病になった管理人が、これまでの生き方を反省し自分を喜ばせる人生にシフトチェンジしました。
『小さく暮らす』『ゆるく暮らす』をテーマに記事を書いています。

うつ病患者にかける言葉

こんばんは。

うつ病で休職中のTAOです。

うつ病で休職してから、知人や同僚からたくさんのメッセージをいただきました。

「体調どう?」

「少しは良くなりましたか?」

「寝てばかりはだめだよ」

「散歩くらいしないとだめだよ」

「気晴らしに飲みに行こう」

「早く戻って来てね」(同僚の場合)

通常でしたらどれもありがたい言葉ですが、うつ病の重症期はこれらの言葉がとても辛かったです。

なぜならうつ病患者は、「頑張らなきゃ」という自分の意思とは関係なく、体が動かず、焦燥感と罪悪感でどうしようもなくなっているからです。

上の声掛けに対し、私は以下のように感じてしまいました。

「体調どう?」→「悪い」と答えるのは気が引ける。でも返信しないと失礼だよね。

「少しは良くなりましたか」→「もういい加減良くなったよね」という圧を感じて怖い。

「寝てばかりではだめだよ」→本人は十分罪悪感を感じているのに、責められているようだ。

「散歩くらいしないとだめだよ」→「わかっていても体が動かない。できるなら私もやりたい。」

「気晴らしに飲みに行こう」→誰にも会いたくないし、抗うつ剤とお酒の併用は禁忌です。

「早く戻って来てね」→いつまでも休んで迷惑だと思っているんだろうな。

どんなメッセージでも、心配してくれている気持ちは十分伝わっているし、本当にありがたいと思っています。

でも、うつ病は自分で感情や体をコントロールできなくなる脳の病気です。

心の中は、「動けなくなった自分はダメな人間だ」「情けない」「みんなに迷惑をかけて申し訳ない」など悲観的な思想に支配されているし、眠れない・食べれない・お風呂に入れない・TVを見れない・曲を聞けない・字を読めないなどの状態になっています。

例えば、手術後にベッド上で寝たきりの人に「寝てばかりいてはだめだよ」とか、「散歩くらいしないとだめだよ」とか、「気晴らしに飲みに行こう」なんて声はかけませんよね。

だから周りにうつ病の人がいたら、こんな風に声を掛けてあげて欲しいです。

「仕事のことは気にしないでゆっくり休んでね。返信は不要です。」

こんなメッセージだと、見守っていてくれる感じがして嬉しいです。

わがままでごめんなさい。

でも今だけはゆるして下さい。

では。

TAO
30代の技術系OL。意識高くない系シンプリスト。過労でうつ病になった管理人が、これまでの生き方を反省し自分を喜ばせる人生にシフトチェンジしました。
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