Grammar in Use とは
みなさんはこの本を知っていますか?
Grammar in Use は、イギリスのケンブリッジ大学で非英語圏の英語学習者に向けて作られた英語の文法書です。
世界で一番売れている英語のテキストです。
英語を学ぶ人のみならず、英語を教える先生もこのテキストを使って教え方を学んでいます。
解説は全て英語で書かれているのですが、非常に簡単な文章が使われているので、中学英語が理解できる方は問題なく読み進められると思います。
テキストはこんな感じ↓↓↓
英語解説でしか表現できない細かいニュアンスが理解しやすいんですよね。
イラストが入っていてイメージが掴みやすいです。
ページを開くごとに「なるほど~」「そういうことだったのか!」と、今まで知らなかったことだらけで、1冊終えるとかなり英語の実力が上がっていることを実感できます。
解説を読んだ後は、練習問題を解きます。
これをやればすぐに話せるようになるかというと、それはまた別の話ですが、英語の理解力は確実に上がります。
私は数多くの英語のテキストを使ったことがありますが、1冊やり切れた本はこれが初めてでした。
自分にぴったりなテキストの選び方3STEP
Grammar in Useは「種類があり過ぎて、どれを選んだら良いかわからない」という声をよく耳にします。
私も最初はどれを買うべきか、かなり迷いました。
STEP1.レベルを選ぶ
レベルは初級・中級・上級の3種類に分けられます。
結論から言うと、
英検3級~準2級レベルの方は赤本(初級)→青本(中級)の順で取り組むことをお勧めします。
英検2級以上の全ての方は青本(中級)がお勧めです。
緑本は相当マニアックなのであまりお勧めしませんが、かなり英語力が高く、英語の医学書を読む、英語で論文を書くなどの目的がある方には良いと思います。
自分の英語レベルがわからない!という方は、こちらから英検級の目安が測定できます↓↓↓
このサイトで測定した私の英語レベルは、文法が準2級、単熟語が準1級でした。
差が大きいので少し悩みましたが、この本は文法書なので私は赤本から始めてみました。
赤本(初級)は『This is a pen.』から始まるので、最初は簡単すぎるように感じましたが、実際にやってみると『固有名詞』や『空間・時制』などが、案外きちんと理解できていなかった事に気づかされました。
また、英語の文法用語に親しんでおくことで、青本に移行してからもスムーズに学習を進めることができたので、結果的には赤本から始めて正解だったと思っています。
青本から始めていたら途中で投げ出していたかもしれません。
STEP2.イギリス英語かアメリカ英語を選ぶ
次に、イギリス/アメリカどちらの英語で学びたいかを選びます。
結論から言うと、どちらでも良いです。
どっちでも良いと言われても困ると言う方にあえてお勧めするなら、この本はイギリスで作られた本なので、特にこだわりのない方はイギリス版で良いと思います。
私はイギリス英語版を使っていますが、「聞いたことのない単語が稀に出てくるな」という印象があるだけで、特に問題なく学習できています。
というか、違いはほとんどわかりません。
本当にどちらでも良いので、インスピレーションで好みで選んじゃって問題ありません。
文法用語の英単語が全くわからないし、英語オンリーという環境に抵抗感がある人には、英語のみで書かれているテキストを読むのは結構辛いかもしれません。
そういう方には、日本語版という選択肢もあります。
ただこの本の特色である、「英語のニュアンスをしっかり伝える」ということが、日本語の解説では不十分になってしまいますので、できることなら英語解説版に取り組むことをお勧めします。
それでも「どうしても・・・」という方は、日本語版の初級をやり終えた後に英語版初級にチャレンジすることをお勧めします。
STEP3.付属品を選ぶ
タイプは以下の2つです。
・解答付
・解答&e-book付
※日本語版にe-bookはありません。
e-book付は370円~738円程度高くなりますが、音声を聞きながらタブレットやスマホで学習ことができるので、e-bookバージョンを購入することをお勧めします。
直接回答を入力し、答え合わせまでできます。
通常Amazonなどで販売しているのは解答のみ/解答+e-book付の2タイプですが、以下のタイプも売っている事があります。
・回答無
・CD-ROM付
・学習ブック付
自己学習される方は解答が必要なので、間違って『回答なし』を購入しないよう『without Answers』と書かれているものには注意してくださいね。
CD-ROMは旧版に付属しているので、現在販売されているのはほとんど中古品です。
どこで買うのがお得?
Amazon、楽天、Yahoo!で本の値段を確認してみました。
すると、どの本もAmazonが安かったです。
250円~1,298円程度の価格差がありました。
どの本も1,000円程度Amazonの方が安いと思って間違いないです。
品ぞろえもAmazonが圧倒的で、次に多いのがYahoo!、ほとんど取り扱っていないのが楽天という結果でした。
ですので、購入にはAmazonがお勧めです。
ただAmazonの場合ほぼ商品説明が英語だけなので、欲しかったのと違う本を購入しないように、購入前によく確認してください。
まとめ
1.英検3級~準2級レベルの方は赤本(初級)がお勧め。
2.英検2級レベル以上は中級がお勧め。
3.英検4~5級の方は日本語版がお勧め。
5.イギリス版とアメリカ版はどちらでも良い。
6.発音を確認しながらスマホやタブレットでも学習できるe-book付がお勧め。
7.アマゾンが品ぞろえ豊富で、値段も安い。
いかがでしたか?
Grammar in Use は、英語学習をしたいという全ての方にお勧めのテキストです。
英会話に文法は必要ない?
そんなことはありません。
しっかり基礎を身につけてアウトプットすることことが、上達の近道です。
この本で英語基礎力を上げて、実用英会話を習得しませんか?
では。
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