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30代の技術系OL。過労でうつ病になった管理人が、これまでの生き方を反省し自分を喜ばせる人生にシフトチェンジしました。
『小さく暮らす』『ゆるく暮らす』をテーマに記事を書いています。

うつ病を受け入れる方法について

こんにちは。

うつ病で休職中のシンプリストTAOです。


うつ病と診断された当初の私は、「自分がうつ病になったなんて思いたくもないし、認めたくない」と思っていました。

「私は過労で倒れたんだ。休みをもらうために、便宜上『うつ病』と診断してもらっただけ。」

真剣にそう思っていました。

目次

受け入れてやっと治療が始まる

「私はうつ病ではない」と思っていた間、なかなか症状は良くなりませんでした。

『私は疲れているだけだから休んだら治る』はずだったのに・・・。

ただ休むだけじゃ治りませんでした。


初期の頃の私は治療に対しこんな風に感じていました。

「メンタルクリニックに出入りする自分が恥ずかしい」

「先生は何をもってうつ病と判断したんだろう」

「仕事に行くのが辛いと言えばみんなうつ病になるのではないか」

「3分診療で薬を増やされるなんて怖い」

「睡眠薬はクセになるらしい。最近眠れるから飲むのをやめておこう」

「頓服薬は習慣になるからできるだけ飲まないでおこう」などなど・・・。

薬を飲まなかったことは正直に伝えていましたが、主治医は「困った人だな」と思っていたと思います。

「私はうつ病じゃない」と思っていれば、うつ病の薬を飲むことに対して不安を感じますし、薬を飲むことに不安を感じれば自分で減薬や断薬をしてしまう場合もあります。

これでは医師の計画通りに治療を進めることができませんものね。

今思うと、最初の主治医には申し訳ないことをしました。


医師は処方した薬をきちんと飲んでいる前提で診察をしますので、実は飲んでいないのを知らずに「状態が悪い」と言われると薬の増量や変更を行います。

『薬の増量』⇔『またその薬も飲まない』とういう堂々巡りを繰り返すことになるだけでなく、増量された薬を気まぐれに飲むと、さらに体調が悪くなるという危険なことになりかねません。

また、医師の診察や生活指導を素直に受け取れなくなってしまいます。


受け入れるきっかけは何だったのか

私が病気だと受け入れ始めたことを自覚したのは、診断されてから4か月くらい経ってから。

新しい通院先を『精神病院』に決めた時です。

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一見、メンタルクリニックから精神病院に通院先を変えるのって、病状が悪化したような気がしませんか?

私もそう思っていました。

体裁を気にするいつもの私なら絶対にしない選択ですが、「私はこの病院で治してもらうんだ。他人にとやかく言われようが関係ない。」と腹をくくった時に、「あれ?以前よりうつ病であることを認めてるな。」と気づきました。


うつ病を受け入れるきっかけになったのはyoutubeでした。

他の人の経験を聞いたり、精神科の先生の説明を聞いたりすることが良かったのはもちろん、Takuzoooさんや葉山潤奈さんなど「こんな人が!?」という有名なyoutuberさんが実はうつ病経験者であることを知りました。

あと、うつ病に関する本を読んで正しい知識を得たことも大きかったと思います。

色々な情報から学ぶことで、「頑張り過ぎれば誰でもうつ病になる可能性がある」ということに納得できました。


私はうつ病に対して『甘え』や『もともと後ろ向きな性格』などの先入観を持っていたんですね。

反省です。

うつ病の受け入れ方

うつ病を受け入れるのはとても大変です。

「あなたはうつ病です」と言われて、「はいそうですか」と受け入れられる人の方が少ないと思います。

なので、うつ病になった自分をすぐに受け入れられなくてもだいじょうぶです。


「まずはこの辛い状態を何とかしてもらおう」と、治療を受けることを受け入れましょう。

『良くなっていく過程で、少しずつ段階的に受け入れられるようになる』

これが現実だと思います。

なので焦らなくてだいじょうぶ。


これだけは忘れないで下さい。

うつ病になってもあなたはダメじゃないし、人生が終わったわけでもありません。


うつ病を受け入れるには、他の人の経験を聞いたり、本を読んだりなどして知識を得ることが役立ちます。

おすすめの方を紹介します。


ほっしーさん

うつ病寛解と再発を経験されている方で、ご自分の経験を基にした動画を配信されています。

休職中の過ごし方など、不安に感じた時にお世話になっていました。

ご自分の経験を基にした本も出版されています。

著:ほっしー, その他:和田 秀樹
¥1,650 (2023/01/13 21:51時点 | Amazon調べ)

Takuzoooさん

NORTH FACEなどのレビュー動画で有名な方です。

学校の先生をしていらしたときに頑張り過ぎでうつ病になったそうです。

時々うつ病経験の動画も配信して下さっていて、体験談がすごく参考になります。

早稲田メンタルクリニックの益田裕介先生

医師の立場からうつ病を解説して下さっています。

今後の経過がわかると見通しが立つので、この動画は特に参考になりました。

まとめ

うつ病を受け入れるのは大変なことですよね。

うつ病に限らず、大きな病気を受け入れることは並大抵のことではありません。

なのでなかなか受け入れられないのは、あなたが悪い訳はありません。


まずは、「この辛い症状を何とかしてもらう」という気持ちで治療を受け入れる所から始めてみましょう。

その後は少しずつ知識を蓄えながら、少しずつ不安や疑問を取り除いていくことで、ゆっくりと自然に受け入れてゆくことができるはずです。

もしかしたら、うつ病である自分を完全に受け入れることができるのは、治った後かもしれません。

でも、それでいいのです。


私もまだうつ病に対して後ろめたさを感じる部分が残っているので、みなさんと一緒にゆっくりと前進していけたらいいなと思います。

今後ともよろしくお願いします。

では。


うつ病は、きちんと通院し内服したらほとんどが治ると言われています。

また、治療を開始するまでの期間が短いほど、早く治ります。

1人で悩まず、まずは誰かに相談して下さいね。

顔出し、通院不要のオンラインカウンセリングです↓

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